戻る
移動力と高低差の関係
「移動力」と「高さ(高低差)」に関しての考察です。
予想と結果が違っており、正確なことは分からず
「大体こんな感じじゃないか」的な漠然とした内容となっています。
記述に間違いがあっても、突っ込んだり
キレたりしないようにお願いします。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
FTにおける移動力の算出方法は、「T2のページです。」さんによると
1.基本移動力は移動量*3。
これを地形ごとの消費移動力で消費して移動することになる。
2.「高さ」は高いところから低いところに移動する際に
高低差値に関わらず必要移動力が−1される。
逆に低いところから高いところに移動する際には+1される。
であることが明らかにされています。
必要移動量とは、FT戦闘時の画面左下にある
「草原 必要移動量3 技量修正+30%」
等と書いてあるアレです。
上記のようなキャラが、一面草原のエリアを移動した際
「草原の必要移動量が3」だった場合は
(3*移動量)− 進もうとする地形の必要移動量 = 移動できる範囲
となるので、マルスの移動力出来る範囲は「10」となります。多分。
(図では赤い線で囲っている部分がありますが、見やすくする為で他意はありません)
(実際には9マスしか進んでいませんが、元にいた場所も
必要移動量の中に含まれたりすのでしょうか)
高低差を一切考えない場合の
移動力の挙動は上のようになりますが、ここにさらに
高低差という概念を加えてみたらどうなるのでしょうか。
さっきと同一のキャラを2つ並べて比較してみましょう。
一見すると分かりませんが、上の方にいるキャラの道(?)は
一番左のマスの高さは「0」で、右のマスに進むにつれ、
高さを一つずつ増やしていっています。
(「0、1、2(キャラのいるところ)、3、4・・・・14、15」となっています)
反対に、下のキャラのいる道は、
全て高さが「0」
となっています。
2人をまっすぐ右に移動させたときに
どのような挙動をするのか確認してみました。
まず、上のキャラですが、下のよう挙動でした。
本来なら9マス右に行けるところですが、
このように順繰りに高さが増していくような場合は
「6」
マスしか移動することができません。
(高さの変化がない場合は、「30÷3=10」だったのに対し
上図の場合は「30÷(3+1)=7」なので
6マス進めるということなのでしょう。)
下のキャラの場合は、当然‥‥
このような挙動となります。
移動した結果を並べてみると
このようになりました。
次は、高いところから低いところへ移動する際の動きを確認してみましょう。
今度はまっすぐ左に移動します。
上のキャラは、一つずつ高さが減少していく道を、
下のキャラは、平坦な道を進むことになります。
上のキャラの挙動は、
と、このようになります。
13マス左に移動しています。
下の平坦な道の方のキャラは、(あえて試す必要もないと思いますが)
と、このようになりました。
(上図の下り坂のような場合は「30÷(3-1)=15」なので
14マス進めると思ったのですが、実際には13マス。
??? ・・・どういうこと?)
高いところから低いところに行く際の挙動は
今一つよく分かりませんでしたが、
実験してみた結果、少なからず必要移動量が減少するようです。
今回の実験で作ったエリアほど極端な例はないにしろ
高低差は意外と移動力に影響していることが分かりました。
デフォルトのガルガンダ山などは、
侵攻側は低地で、防衛側は高地からの開戦となり
侵攻側は移動に手間取るのに対し、防衛側は
移動がスムーズにでき、一気に強襲をかけることも可能です。
もっとも、一度特攻したら両陣営とも移動しにくくなるのですが。
といったように、高低差をいじることによって
エリアにこのような演出をすることも可能かと思います。
シナリオを作成する際には、このような高低差を考えてみるのも
良いかもしれません。
戻る